私は16歳のときに統合失調症と診断され、約15年病気と付き合ってきました。
現在は寛解しており安定して毎日を過ごすことができています。
今回は統合失調症の病院の選び方について書いていきたいと思います。
私はこれまでに病院を3回転院してきました。
私の意見が絶対正しいとは言い切れませんが、約15年精神科に通院をしてきた経験からこれから精神科に通われる人、転院を考えている人向けに書いていきたいと思います。
少しでも参考になったら幸いです。
専門家に相談しよう
お住いの地域にはたくさんの精神科病院があると思います。
素人にはどこの病院が良いかというのは分かりません。
インターネットでさまざまな情報や口コミが出てくると思いますが、これらの情報は一概にも正しいとは言い切れないです。(後で後述します)
約15年闘病生活を行ってきて感じたのは、精神福祉に関わる職業の方は地域の精神科の病院についての情報に詳しく、信憑性が高いということです。
まずおすすめしたいのはお住いの地域の「精神福祉保健センター」に相談しに行くことです。
無料相談などを行っていると思いますので、連絡をして一度ご相談に行くことをおすすめします。
通いやすい病院がベター
自宅や職場から通いやすい病院を選ぶというのも大事な要素になってきます。
統合失調症の人は大変疲れやすく、公共交通機関が苦手な人も多いです。
私は以前電車で一時間以上かかる病院へ通院していました。
電車での往復だけで大変疲れ切ってしまいましたし、電車の中で体調を壊したり途中下車することも多々ありました。
そして体調が悪くなった時にすぐに病院へ行けない、というのも不便な点でした。
入院した時もそちらの病院だったので、両親は車で1時間以上かけて荷物を届けに来てくれたり、面会に来てくれたりと大変負担をかけさせてしまいました。
良い先生のもとへ通うということは一番大事なことですが、もしもの時のことも備えて、できるだけ負担なく通いやすい病院を選ぶことがベターだと思います。
医師との相性が大事?
良い病院としての判断基準に主治医との相性があげられると思います。
実際の通院経験や精神福祉関係に従事されている方とお話をした感じだと、同じ病院でもいいという人とよくないという人が出てくるというのは間違いなさそうです。
現代ではインターネットで口コミなどさまざまな情報が出てくると思いますが、口コミがいい病院が必ずしも自分に合うというわけではありません。
実際にそれは私も感じたことがあります。
初めて自分で調べて口コミのよかった病院へ行ったところ「思春期特有のものだ」とあまり対応してくれませんでした。
お薬をたくさん処方する医師に注意
今ではあまりないかもしれませんが、たくさんの薬を処方するお医者さんも過去にはいたようです。
私の知り合いの人は10種類以上のお薬を毎日飲んでいました。
統合失調症の投薬治療は少量から始められることが多いです。
もし大量の薬を処方されていたら通っている病院を調べてみることがよいかもしれません。
転院には「紹介状」が必要
転院をする場合には「紹介状」が必要になります。
現在通院している病院に転院の旨とどこの病院に転院するのかを医師に伝えましょう。
このときの紹介状は保険適用になりますので診断書のように高額な金額はとられません。
まとめ
以上が病院の選び方・転院についてでした。
地域の専門家に相談し、信頼の高い病院を自分で調べてみて、合うところかどうか判断するのが一番良いかと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
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