統合失調症の治療方法とは

統合失調症

私は統合失調症と診断されて15年が経ち、現在は寛解して安定して日常生活を送ることができています。

統合失調症は100人に1人がかかる疾患といわれ、決して珍しい病気ではありません。

今回は統合失調症の主な治療方法についてまとめました。

統合失調症の方や統合失調症の人を支える方たちへ参考になれば幸いです。

1.薬物療法

統合失調症の主な治療方法は薬物療法です。

症状を軽減するために抗精神病薬が一般的に使用されます。

これらの薬は、幻覚や妄想、気分の落ち込みなどの症状を和らげます。

薬物療法は個人によって効果が異なるため、定期的に通院を行い、医師と相談して適切な量のお薬を調整していきます。

2.定期的な通院

1の項目でもふれましたが、定期的に医療専門家の診察を受ける必要があります。

症状の変化を主治医に伝え、薬物治療の調整を行い、症状を安定させるためのアドバイスをもらいます。

3.福祉サービスの利用

福祉サービスは地域によって管理されており、デイケアや作業訓練所などがあります。

施設によって行われるサービスが異なり、認知行動療法、作業療法、家族療法、グループ療法、社会訓練技能などが行われます。

これらの支援は自己管理、コミュニケーション、ストレスマネジメントなどのスキルを学び、低下した社会機能や生活機能の回復をサポートし、社会参加をしていく訓練をすることができます。

お住まいの地域の区役所の相談窓口で情報を入手することができます。

4.生活環境の改善

統合失調症の患者は、安定した生活環境が必要です。

家族や友人、職場、学校などの人々の理解やサポートが特に重要といわれています。

また、適切な栄養と運動、十分な休息、その人に合った気分転換などが症状回復に大きく影響します。

自分に合った適切な生活習慣を身につけることが安定した予後に繋がります。

まとめ

以上の治療法を総合的に取り入れることで、統合失調症の症状回復が期待できます。

しかし治療の効果は人によって異なるため、自分に合ったお薬の量、生活習慣、通院頻度、適切な病院選び、周りの理解や福祉サポートなど

すべてがその人にとっての「適正」を見つけるために時間がかかる

というのが自身の経験からの意見です。

ですので統合失調症の治療は長期的なものと考え、焦らずゆっくりと取り組んでいくことが回復の一番の近道だと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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