リスパダールコンスタ(筋肉内注射)による投薬治療を行っていた私の体験談・実際の効果、感想

統合失調症

私は統合失調症と診断されてから約15年、病気と向き合ってきました。

現在では寛解しており安定した状態で日常生活を過ごすことができています。

私は以前リスパダールコンスタによる投薬治療を行っていた期間がありました。

今回はリスパダールコンスタについて、また実際の効果や感想などを書いていきたいと思います。

リスパダールコンスタとは?

リスパダール(リスペリドン)は、第二世代の抗精神病薬(非定型抗精神病薬)です。

主に統合失調症の症状のために開発されたお薬です。

ドーパミンやセロトニンをブロックする作用があります。

「幻覚」や「妄想」などの陽性症状にも効果がありながら陰性症状や認知機能の改善にも効果がある薬とされています。

そのリスパダールの持続性注射剤が「リスパダールコンスタ」です。

非定型抗精神病薬では世界初の持続性注射剤とされています。

メリットは?

2週間に1度の投薬で効果が持続

などから、服薬の管理をしなくてよいという利点があります。

デメリットは?

リスパダールコンスタは副作用が強く出やすいとされています。

実際に私も体がこわばるなどの副作用が出ました。

また筋肉注射のため、私の病院ではお尻にしか注射をしてもらえなかったので、毎回看護師さんにお尻を出すのが正直嫌でした。

リスパダールコンスタを投薬するきっかけ

私は当時、投薬に主にリスパダールを服用しており、多少効果は実感していました。

しかし強い陰性症状に悩まされており、なかなか症状が安定しませんでした。

医師に相談したところ、リスパダールコンスタを提案されました。

毎日の服薬はきちんと守っていたものの、通院している病院が自宅から距離がかなり離れていたこともあり、持続して効果を得られることが目的だったのかもしれません。

注射はめちゃくちゃ痛い

筋肉注射なので前述したとおり毎回お尻に打っていたのですが、これがものすごく痛かったです。

通常注射は最初のチクッとする痛みに耐えればあとは大丈夫なものが多いかと思いますが、これは注射の液が体内に注入されている間も強い痛みが伴い、打った後もしばらく痛みが残りました。

お尻に打つので診察後、椅子に座ると痛かったです。(笑)

実際の効果は?

私は当時陰性症状による気分障害に悩まされていましたが、このリスパダールコンスタの投薬が症状改善の大きなきっかけになりました。

私にはとても合っていたようで、効果に実感があり、症状が安定しました。

症状が安定すると、生活に意欲が出てきます。

新しいことを始めてみようと気持ちが前向きになり、「私にでもできた!」とという小さな成功体験が症状改善にも大きく影響しました。

結果的に投薬してとてもよかったと思っています。

(人それぞれ効果の出方は違います。必ずしもすべての人に効果的なものとは限りません。)

自立支援医療制度を利用しよう!

注意が必要なのが、このリスパダールコンスタはとても価格が高いことです。

1本の価格が数万円します。

2週間に1度打つことは経済的にとても大きな負担になってしまいます。

リスパダールコンスタを使用する場合は必ず自立支援医療制度を利用しましょう。

まとめ

以上がリスパダールコンスタについて実際の効果・感想でした。

私にはこのリスパダールコンスタの投薬治療はとても合っており、このことがきっかけで症状の改善に大きく繋がりました。

しかし副作用も出やすいとされ、必ずしもすべての人に効果的なものとは言えません。

なのでこの記事を読んで自らリスパダールコンスタの投薬治療を提案するのはおすすめしません。

もし医師の方からリスパダールコンスタの投薬治療を提案された方はご参考にしてみてください。

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