統合失調症のお薬ついての基礎知識

統合失調症

私は統合失調症と診断されてから約15年、病気と向き合ってきました。

現在では症状は安定しており寛解していますが、現在でも月に一度の通院と毎日の服薬は必ず行っています。

今回は統合失調症の治療の要となる薬について書いていきたいと思います。

統合失調症の治療は投薬治療が主

統合失調症は主に投薬治療とリハビリテーションの治療がありますが、大体の人は投薬治療が主になってきます。

抗精神病薬とは

抗精神病薬は統合失調症の治療の中心となる薬で、主として脳内のドーパミン神経の活動を抑えることにより、幻覚や妄想、考えをうまくまとめられない、気持ちをうまく表現できない、意欲がわかないなどの症状を改善し、また再発を防ぐ効果があります。

抗精神病薬の主な効果と特徴

  • 幻覚や妄想を抑えるか少なくする
  • 興奮を抑える
  • 考えをまとめる
  • 気持ちや神経を和らげる
  • 意欲の減退を改善する
  • 再発を予防する  など

※長期間飲み続ける必要があります

引用:https://www.smilenavigator.jp/tougou/medicine/

抗精神病薬にはどんなものがありますか?

抗精神病薬は、定型抗精神病薬(従来型)と非定型抗精神病薬(新規)とに分けられます。

定型抗精神病薬(従来型)
主に幻覚・妄想や考えをまとめられないといった陽性症状といわれる症状に効果があります。

主な副作用
錐体外路すいたいがいろ症状(手がふるえる、体が硬くなるなど、パーキンソン病様の症状)

プロラクチンの上昇(生理が止まる、乳房がはる、乳汁分泌、性欲がわかない、など)

のどの渇き、便秘、排尿障害、記憶障害、など

非定型抗精神病薬(新規)
陽性症状に効果があり、副作用の錐体外路症状(手がふるえる、体が硬くなる、など)が少なく、陰性症状(感情の平板化、思考の貧困、意欲の欠如など)に対する効果は定型抗精神病薬よりも高いといわれています。
また、認知機能障害への効果も期待できます。

引用:https://www.smilenavigator.jp/tougou/medicine/

薬の副作用について

統合失調症の治療に使われる薬だけではなく、投薬治療には副作用がつきものです。

眠気が出る、身体がこわばるなど時に日常生活にも影響が出る可能性もあることから、お薬の調整は主治医と相談しながら行いましょう。

おすすめのサイト

病院で新しいお薬が処方されても医師からはほとんどお薬について詳しい説明はありません。

(中には情報に振り回されないようにするためにあえて述べない医師もいます)

私はお薬の作用、副作用について調べるのにこのサイトを使っています。

よかったら参考にしてみてください。

(お薬の情報はあくまでも基本的なことで、副作用などの反応は人によって異なります。情報に振り回されないように気を付けてください)

大量に処方する医師に注意

今ではあまりないかもしれませんが、世の中にはお薬を大量に処方する医師もいます。

私の知り合いでは過去に10種類以上ものお薬を処方されている方もいました。

もし、通院されている方でそのような状況の方がいらっしゃいましたら、通われている病院についてやほかの病院についても調べてみるのがいいかもしれません。

基本的には少量の投薬治療から始まり、徐々に自分に合ったお薬の種類や量を調整していく過程をとります。

さまざまな剤形のお薬

お薬には錠剤のもの、粉薬、シロップ型などさまざまな剤形があります。

中には同じ作用のお薬でも剤形に種類があるものもあるので、医師と相談して飲みやすいものを選ばれるのが良いかと思います。

そして私は一時期、持続性注射剤を使用した投薬治療を行っていました。

そのときのことについてまた別記事で紹介しようと思います。

まとめ

以上が統合失調症にのお薬についての基礎知識でした。

統合失調症は投薬による治療が主となります。

医師と相談して自分に合った種類と量のお薬を見つけて症状の改善につなげていきましょう。

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