統合失調症とスピリチュアル ~私のスピリチュアルとの付き合い方~

統合失調症

私は16歳のときに統合失調症を診断されてから約15年病気と向き合ってきました。

現在では症状は安定し、寛解状態になることができました。

その状態になるまでに本やインターネットなどでさまざまな情報収集をしてきたのですが、その中で統合失調症の人はスピリチュアルな考え方に関心を持たれる方が多いのではないかと感じています。

今回はそのことについて詳しく書いていきます。

もともとはスピリチュアルに興味がなかった

私はもともとはスピリチュアルに全く興味がありませんでした。

むしろどちらかというと「あやしい」「うさんくさい」といった偏見を持っていたように思います。

スピリチュアルとの出会い

病気の症状が不安定なときに、なんとかこの状況を脱したいとさまざまな情報収集を始めます。

脳科学や医学、自己啓発系などさまざまな本に手を出してきました。

そんな中、とても分かりやすく心に入ってきたものがスピリチュアルの本でした。

自己肯定感が低く、主体性がなく、アダルトチルドレンの疑いがあり、両親を毒親だと思っていた私にとって、わかりやすい表現で自分を励ましてくれる教えは自分をとても前向きにしてくれました。

そしてなぜだか、スピリチュアルな教えに「理由はなくてもとても惹かれる」のでした。

スピリチュアルの考え方が良い作用を施す一面もある

自分を否定し続けていた私にとってスピリチュアルで語られる内容は自分を肯定し、許すということを教えてくれました。

症状の改善にこの考え方は大きく影響した一面もあります。

スピリチュアルの注意点

しかし良い面がある一方、もちろん悪い面もあります。

注意しなければならないのが、世の中にはスピリチュアルを謳って人をだましたり、高額な金額を請求してきたり、体調を壊してしまったり、スピリチュアルに傾倒した結果人生を台無しにしてしまった人もたくさんいます。

スピリチュアルとの付き合い方

スピリチュアルの教えは良い影響を与えてくれた一方、スピリチュアルに傾倒してしまうと症状を悪化させるどころか人生を破滅させてしまうことにつながりかねません。

大事なのは「付き合い方」ではないかと思っています。

そこで重要なのが中庸であることです。

スピリチュアルを完全に否定するのではなく「そんな考え方もあるんだね」と自分にとってプラスになるものを取り入れていく。

またスピリチュアルに振り回されない具体的な対策として

  • お金を支払わない
  • 人に話さない
  • セミナーや講演会に参加しない

といった方法を私はとってきました。

この対策は私が個人的に判断して行ってきたものなので賛否両論あるかと思います。

上記の対策の理由としては

まず現在ではスピリチュアルの多くの情報を無料で手に入れることができるからです。

症状にプラスな影響を与える大まかな内容のものはインターネット、YouTube、音声配信などで情報を得ることができます。

私は書籍を読みたい場合に図書館にない物のみ、購入していました。

また、スピリチュアルな内容を人に話すことは、世の中にはスピリチュアルに偏見を持っている人がまだ多く、ましてや統合失調症を患っていることを加えると頭がおかしくなってしまったと心配されかねません。

そしてスピリチュアルのセミナーや講演は基本的に料金が高額です。

セミナーや講演に参加したからといって必ずしも劇的に人生が変わるものではありません。

そしてセミナーや講演会での人との出会いによって、場合によってはスピリチュアルな思想に傾倒しかねないからです。

まとめ

以上が統合失調症とスピリチュアルについてでした。

私の経験上、スピリチュアルは中庸の立場をとり、適切な考え方をうまく取り入れることができれば、症状の改善に役立つのではないかと思っています。

ただ、危険性も伴うので症状が安定した回復期におすすめします。

上記に挙げた対策と理由は私個人の意見なのですべての人に当てはまるものではないですが、今のところ私はスピリチュアルといい距離感で過ごせていると感じています。

一例としてご参考にしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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