無意識に誰かを呪っている?統合失調症の陰性症状に関する考察

統合失調症

こんにちは。管理人のいほりです。

私は統合失調症と診断されてから約15年病気と向き合ってきました。

現在では寛解しており安定して日常生活を送ることができています。

今回は統合失調症の陰性症状について、私自身の経験から科学的根拠は全くない考察を書いていきたいと思います。

もしかしたら、統合失調症の陰性症状の改善に役立てるかもしれないと思い書いてみることにしました。

全ての統合失調症の陰性症状に当てはまることではないので、参考程度にご覧ください。

陰性症状のとんでもない”気分の落ち込み”と”不安感”

私は長年統合失調症の陰性症状に悩まされていました。

統合失調症の中でも私は軽症に分類されると思うのですが、それでも統合失調症の陰性症状はとんでもなく、苦しかったです。

症状がひどかったときは一日中家で寝ていることしかできませんでした。

そんな中、主に「感情を感じ切る」というワークを通じて私は症状を改善してきたのですが

社会復帰を通じて経験したことで、私の中で陰性症状の仮説が立ちました。

会社の「どうしても嫌いな人」

私は障害者雇用で就職した会社にどうしても嫌いな人がいました。

その方はその会社の障害者雇用の管理者で障害者ではなく、一般就労の社員の方でした。

その人から特に嫌がらせを受けたわけでもないのになぜか私はどうしてもその人が嫌いで嫌いで仕方がありませんでした。

私にとってそんなことはめったにないことだったので、不思議に思っていました。

周りが気になりやすいという症状も相まってその人のやることやることがいちいち気に障り、業務上では問題なく接しながらも内心ではその人に対してネガティブな気持ちを抱いていました。

陰性症状の「再発」

あるときまた職場でその人に対してネガティブな感情を抱いたとき、それまで落ち着いていた陰性症状が再発したのです。

そのときのことは今でも手に取るようにはっきり覚えています。

「陰性症状に入った」という感覚がありました。

それ以来、言葉に表せないような精神的不安感に陥り、職場の人に体調不良の相談をして、しばらく時間を短縮して出勤させてもらうことにしました。

氣功の魔境?

氣功によると中途半端に能力が開発した者が誰かを呪う行為をすると統合失調症のような症状に陥るといわれています。

私は偏差・禅病のような症状に陥っていましたので、中途半端に何かが覚醒していたのかもしれません。

そのような状態で自分では意図せず、無意識に誰かを呪う行為をしてしまっていたのではないかという予測ができました。

再び強烈な陰性症状に苦しむことになってしまった私がどのように対処したかを次の項では書いていきます。

これが対処法として合っている方法なのかは分かりませんが、結果として陰性症状が落ち着いたので参考にしてみてください。

対処法①自分を愛する

まず、楽な姿勢になります。横になってもOKです。

自分で自分を抱きしめるようなポーズをして、心の中で自分に「愛してる」と言い続けます。

これはとても恥ずかしいことのように思えるかもしれませんが、陰性症状の強烈な不安感に陥っていたらそうもいっていられません。

私は胸のみぞおちあたりが特に不安感を感じていたのでそこを自分で抱きしめるようにして、唱え続けました。

対処法②相手を許す

相手にネガティブな感情を投げることがもしかしたら再発の原因かもしれないと仮説した場合、根本的に心からどうしても嫌いな相手を許すことが解決の糸口になると考えられます。

私は相手のことを思い浮かべながら「許します」と心に誓っていました。

対処法③生活を整える、早く寝る

①②の具体的なワークを行いながら、仕事に早く完全に復帰しなければいけなかったので、なるべく体に負担をかけず早く休むことを優先しました。

生活が荒れてしまうと、症状も悪化しやすかったので、仕事をしてご飯を食べてお風呂に入って寝る、という最低限のことだけをしました。寝る前に①②のワークを集中して行うといった感じです。

「どうしても嫌いな人」が「愛」に変わった

対策を行っていくうちに陰性症状は落ち着き、再びフルタイムで職場復帰することができました。

その期間は約2週間ほどだったと思います。

復帰してからも「どうしても嫌いな人」に対してなるべくネガティブな感情を向けないようにしました。

それでもどうしても頭にきてしまうときは家に帰って紙に書いて捨てるといった対処をしてその人に対してネガティブなエネルギーを向けないことを意識しました。

しばらく経った頃、気づいたらその人に対して「どうしても嫌い」な感情が消えていることに気が付きました。むしろその人に対して抱くものはあたたかな感情、「愛」に近いものでした。

(愛というのは恋愛感情ではなく、例えば親が子に対して抱くようなあたたかな感情のようなことです)

そしてそれば私が相手に感じているものだけでなく、相手からもあたたかなエネルギーを感じるようになっていました。

「どうしても嫌いな人」が「愛」に変わった

そんな感覚を抱いたことを覚えています。

そしてそのすぐ後、私はその職場を退職することになりました。

その後の考察

以上のことは私が体験したことの事実で「愛を感じるようになった」といっても職場の表面上では特に変化はありません。なのである意味では私の妄想と片付けてもおかしくない内容です。

しかし、私はそのとき確かに愛を感じましたし、嫌いな感情が全くなくなっていました。それは私にとって事実の体験です。

もしスピリチュアルな意味づけをされる人なら前世の関係でカルマの浄化ともいってもいいような体験でした。(それにはあまり重きをおいてなく、そういう考えもできるかもなといった感じです)

そして陰性症状の再発になってしまった原因が私の呪いだと仮定した場合、私は誰かにネガティブな感情を向けることは現実的に何も良い結果を生み出さない、むしろ自分が苦しむということが大いに考えられるということをこの経験を通じて学びました。

誰だって人間ですから、誰かに対してネガティブな感情を抱くことはあると思います。

しかし私は中途半端に覚醒しているのかもしれないという自覚を持って、誰かを嫌ったり呪ったりすることなく、許していくことを大事にしようと思いました。

それは現実では何も変化のない、理解してくれる者もなく、完全に孤独な自分の心との作業でしかありませんが、腹をくくって向き合っていこうと思いました。

まとめ

以上が呪いと陰性症状の対処法、私の考察でした。

以上は妄想的な内容も含んでいますが、私にとって事実としての体験を感じたままに綴ってみました。

もし上記のような原因で陰性症状に苦しんでいる場合、「許すこと」「愛すること」で症状が緩和される可能性があります。

心当たりのある方は参考にしてみてください。

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