前回の記事では統合失調症と喫煙について書きました。
今回はあまり参考にならないかもしれませんが、私が禁煙した方法について書きたいと思います。
私は医療機関に頼らず自力で禁煙することに成功しましたが、この方法は強烈な離脱症状に苦しんだのでおすすめしません。
しかし、一応統合失調症でも禁煙に成功した事例として、書き留めておこうと思いました。
少しでも参考になれば幸いです。
※禁煙をする場合は、落ち着いていた症状が再燃してしまうケースもあることから、必ず主治医と相談しましょう。
①タイミングをとらえる
私の場合、喫煙を続けながらも禁煙したいという気持ちが常にありました。
だいたい1時間に1本は必ず吸っていたのですが、あるとき「あれ?吸わなくても大丈夫じゃない?」と感じることが増えてきました。
実際にはそのままやめられることはないのですが「なんかやめられるかも」と思えたとき、禁煙が成功しやすいタイミングなのではないかと思います。
②禁煙セラピーを読む
私が禁煙をした当時、芸能人の方が「禁煙セラピーを読んで成功した」という人がちらほらいました。
実際にやめれたという声も多く、本を購入して読みました。
これは読んで本当に良かったです。
実際に読み進めると「喫煙に関する神話」がどんどん解かれていき、「自分も禁煙できるかも!」という気持ちにさせてくれます。
本を読み終えると同時に禁煙をスタートさせることが理想的だと思うので、禁煙をする準備が整った時点で読み進めるのがいいと思います。
③予定を調整する
私は飲酒も好きで若いころは飲み会などの席もあったのですが、煙草とお酒の愛称は抜群です。
禁煙を数日続けることができても、飲酒によって煙草を吸いたい気持ちが誘発されてしまいます。
禁煙を始めるときはしばらくはお酒を飲み予定がない時期を選ぶことがいいと思います。
また、後述しますが私はほぼ「寝る」ことで離脱症状を逃れてきたので、約3日間は何も予定をいれないようにしました。
④コーヒーなど喫煙衝動にかられるものは飲まない
③のの内容にも似ていますが、コーヒーと煙草の愛称も抜群です。
煙草を吸いたくなるような食べ物や飲み物はしばらくの間は避けることをおすすめします。
⑤とにかく「寝る」
私は寝ることで強烈な離脱症状を逃れてきました。
起きているときは常に煙草のことが頭の中にあり、本当に苦しかったです。
あまりの辛さに「無理しすぎるのはよくないから本当に無理だったらまた喫煙生活に戻ってもいいや」という気持ちになりました。
しかし3日ほどたった頃に少し離脱症状が落ち着き、「あれ?もうちょっと頑張れそうかな?」と思うようになりました。その「もうちょっと頑張ってみよう」の繰り返しで今現在に至ります。
禁煙のメリット
以上の方法で禁煙に成功し、現在も煙草を吸わないで過ごせていますが、煙草をやめて感じた実際に感じたメリットを紹介したいと思います。
- 経済的な圧迫からの解放
- 煙草が吸える場所を探さなくて済む
- においを気にしなくて済む
- 印象の悪さ、自責の念からの解放
- 喫煙による健康面での不安からの解放
- 「煙草を吸いたい」というイライラからの解放
- 歯茎の黒さが消える
- 禁煙に成功できたという自信
- 周りから褒められる
以上が私が実際に感じたメリットです。
だいたいのことが一般の人も言われている内容ですが、統合失調症患者としてのメリットを述べるのであれば「精神的な面」でしょうか。
上記の内容からも喫煙をすることによって社会的な側面からも間接的になんらかの精神的ストレスを抱えます。
喫煙者は陰性症状の精神的不安感に加え、喫煙行動によるなんらかの精神的ストレスが加わっています。
禁煙をすることによってその負担から解放されます。
また、禁煙が成功することによって、自信が生まれます。
私は禁煙をしたというと喫煙をしていた当時を知る人からはとても驚かれ、褒められます(笑)
そういったことは精神的にプラスな影響を与えてくれます。
まとめ
以上が統合失調症の私が禁煙に成功した方法でした。
私は今でもたまにふと煙草を吸いたくなったり、煙草を吸っている夢をみたりすることがあります。
しかし、あの強烈な離脱症状を二度と体験したくないので、煙草は一生吸わないと決めていますし、吸うこともないでしょう。
実際に目の前で煙草を吸われても、勧められても一切煙草を吸うことはありません。
でも、煙草は嫌いではないので喫煙者の方には目の前で吸ってもらっても構わないという姿勢をとっており、心に余裕をもって対応することができるようになっています。
自分も昔喫煙者だったということを伝えると相手も少し心を開いてくれることもあり、経験が良い方向に活かされているとも感じています。
統合失調症でもこういった事例もあるということをお伝えしたく、まとめてみました。
禁煙を考えられてる方はぜひご参考にしてみてください。
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